相模原市議会議員 今宮祐貴   続、~活動日記Passion~

議会活動やその他の活動、日々のことを書いていきます。会派は日本共産党。

生活相談2

 みなさん、こんにちは。相模原市議会議員(中央区)の今宮祐貴です。

 

 今日は、新田稲荷様(中央区共和1-1867-2 新田稲荷神社)の境内にあります「呼ばわり山」の写真を載せました。呼ばわり山は市のHPによると、

「呼ばわり山」は、迷子や行方不明者を捜すとき、そこへ行って、鐘や太鼓をたたいて「迷子の迷子の誰それやーい」と叫ぶと、尋ねあてることができると信じられていた小丘です。

  

 時折、参拝の際に伺うことがあります。

 

 

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新田稲荷神社

 

 今日は電話が多くなる日でした。一人目の生活相談(電話)の後に偶然にもすぐに電話がなって出ると本日二人目の生活相談でした。すぐに対応しないといけないことがあったため、電話番号とお名前をメモして一旦電話を切る。生活相談2。メモ。その間も、市内建設業者さんから相談の電話。

 

 午後一番でかけなおすととても申し訳なさそうに、「生活が困っていまして…」と。消え入りそうな声。

 

 お話を20分ほど伺い、生活保護の申請が最適に思えたので、「申請が不安でしたら同行しますがいかがでしょうか?」と聞くと、少し間があってから、「でもやっぱりなんだか申し訳ないので…」

 

 結局、その後の話し合いで生活が最優先ということで、来週以降に一緒に行くことに。

 

 相談者の中にはかなりの割合で、「生活保護は後ろめたい」「生活保護を利用することは恥ずかしい」ということで忌避感を表す方がいます。しかし、生活保護は後ろめたいことや、恥ずかしいことでしょうか?この生活保護に対するスティグマはいつ生まれたのか。まったく卑しいこのスティグマが生活再建を心の底から願う人たちの大きな壁になっているということは言うまでもありません。

 

 ここでは詳しくは説明しませんが、このスティグマについて端的に書かれた記事があるので紹介します。労働者教育協会常任理事 原冨悟「スティグマはどのように形成されたかー生活保護政策の変遷を探る」学習の友、2021年6月号、労働者教育協会(編) 8頁 

端的に言えば(1995年の社会保障制度審議会の勧告に対し)、「日本社会に貧困はなくなった」として、国民の「自立と連帯」が社会保障の基盤といい、事実上、国の責任を曖昧にしたのです。貧困は「普通ではない怠け者のもの」という言辞が振りまかれるようになり、生活困難は自己責任とされ、生活保護への締め付けが強化されました。一方で、財界による労働力の流動化政策が進行し、ワーキングプアが大量に生み出され、貧困が深刻化しています。

 

 このスティグマが社会的に形成されたことによって、「生活保護は恥だ」等という、意識が蔓延るようになったと。その結果として、収入が生活保護水準を下回っていても生活保護を利用している世帯の割合は12%程度(捕捉率)という、多くの方が権利行使ができない状況を作り上げてきてしまった要因の一つになっていると。更には、2012年の社会保障改革推進法制定により、国会議員やマスコミによる生活保護バッシングを引き起こし、生活保護利用者を監視する条例を制定する自治体まで現れたとのこと。

 

 権利は正当に行使してこそ守られるものです。正当な権利を主張できない風潮を作ってきたことが問題であり、このくだらない卑しいスティグマを打破していく必要があります。苦しいときに苦しいと声をあげて支援の手を借りることのどこがいけないのか。一人で声をあげるのが大変なら私も幾許かお力になれるかもしれません。その時は、お声掛けください。

 

 ちなみに、生活保護基準は、最低賃金、住民税非課税、保育料減免、就学援助、奨学金国保減免、高額医療費自己負担、公営住宅減免等、実に47の制度に連動しています。生活保護基準を切り下げさせないことが、あらゆる福祉に連動します。私も市政において、みなさんとともに、命と暮らしが守られる福祉を作り上げていきたいと思います。