7月6日付の神奈川新聞の19面に、「図書館の本 携帯端末で」という記事があり、見てみると平塚市で7月7日から図書館の本を携帯端末で読めるサービスを始めるとのこと。
導入の理由としては新型コロナウイルス対策や、来館が難しい子育て世帯や障害者、仕事が忙しい勤労者が利用できるよう利便性の向上をはかりたいとのこと。確かに、私自身も子育て世帯ですが、外出が以前より困難になりましたし、子どもを抱っこしていると片手しか使えないということもあり、本がスマホで読めたら便利だなあとは思います。ちなみに、一般社団法人「電子出版制作・流通協議会」によると、2020年に電子図書館を導入した自治体の数は53で、2019年の10倍以上に上っています。電子図書の導入はコロナ禍で急速に広がっているようです。
調べてみると、県内ではすでに、大和市、綾瀬市、座間市、山北町、松田町がサービスを提供しているとのこと。
著作権の問題などどうなっているのかと思いましたが、2007年にいち早くサービスを導入した東京都千代田区の例だと、電子書籍のライセンスを図書館が買って、1ライセンスにつき1人まで貸し出しできるということです。2ライセンスなら2人。価格は紙の本の2~3倍。期限は2年で、貸出回数の上限は52回。それなりの制限の中で運営されているようです。
図書館を利用する人の目的は何が最も多いのか気になって、文部科学省の「諸外国の公共図書館に関する調査 調査結果の概要」
をざっと見てみると、図書館の利用目的で最も多いのは、余暇・趣味で42.6%。とのこと。私自身も余暇・趣味の利用がメインですね。
コロナ禍において、ステイホームでできることには限りがありますが、図書館の本が気軽に手軽に家にいても読めることで、余暇・趣味もより充実したものになるのではないかと思います。